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ポケットの中にいつも少女

ポケットの中にいつも少女

POCHI FIELD(SD)3

POCHI FIELD【SLAM DUNK/仙越】3(同人誌)

きぼうのわだち
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「きぼうのわだち」
(C)2000
花川戸菖蒲・角田緑
仙道×越野 漫画
2000年12月29日 発行
A5版 68頁
***あらすじ***
 入学した大学をすぐにやめて、仙道が渡米してから2年、音信不通だった仙道が、突然何もなかったように越野のもとに転がり込んできた。
 仙道の事を諦めようと思ってていた越野は、戸惑いを隠せないが…!?
***感想***
 角田先生初の長編仙越。シチュエーションとしてはとしては定番ですが、何気ないながらも緊張感を孕んで進む時間の中で動く越野の気持ちが切ない、いいお話です。「未来」を感じさせるラストがいい。タイトルはSASの曲かららしいですが、言い得て妙ですね。
 キャラクターの表情がとても丁寧に描き込んであって、どのコマもそれだけで絵にしてもよさげです。特に越野!何よりも気持ちを雄弁に語るその表情に釣り込まれました。
 多分「出てけ」のシーンが良いと言う方は多いでしょうが、私的にはおやすみシーンのきゅってシーツを握るとこ(なんの夢を見てるのっ)とか、ラストのハガキに文句たれてる越野の微妙な表情が愛しかったり('-'*)エヘ
 越野の事ばっかりですいませんね。だって私、越野ファンだもん。
 件のSASの曲は聞いた事のない私ですが、今回私的なBGMはゆずの「ねこじゃらし」に決定。
 越野母、いー味出してます(笑)

 さてここからちょっと酷評。読みたくない人は飛ばしてください。ていうか、隠しておきますので、読みたい方だけ反転してください。
 でもね、先に言い訳しちゃうと、この話、私的にベストに数えていいかなと思うほど好きな作品なんですよう。
 読後もっとも強かった印象は、時間がなかったのね、というものでした(爆)
 上記のように、とても魅力を感じたのですが、如何せん展開が早すぎ…せめてもうあと1エピソード、あともう1ページ…と思ってしまうのです。
 背景を捨てて、キャラを取った…ということなんでしょうか、画面に関しては雑な所は見て取れないのですが、キャラの表情が丁寧に書き込まれていた分、背景の白さも気になったり。
 トーンが少ない分、白黒でメリハリのきいた美しい画面なんですけどね。
 同人誌としてはこれだけのクオリティがあれば上等の部類だと思いますが、角田先生の力量を思い、とにかく美味しい作品であると思えばこそ惜しい!
 これ、もう一度手直しされて再販されてたら、他に書下ろしなくても喜んで買っちゃうだろうな…。
(読書日記2001/1/15より)
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「monopoly」(C)2001
花川戸菖蒲・角田緑
仙道×越野 漫画
2001年6月24日 発行
B5版 20頁
***あらすじ***
***感想***
 大阪で行われた仙越オンリーあわせのやおい本です。
 ページも背景も少なく、ストーリーと言うよりエピソードと言った方が正しいような気がします(暴言)が、さて、これも賛否両論ありそうだなぁ…
ちなみに私は、すっごく好みなんですが( ̄ー ̄)何がって?越野が!
 エッチしてないときの越野がね、めちゃめちゃイイなと思うんですよ。
いつまでも初々した受けも嫌いじゃないですが、越野がそうだとなんか違う気がして…
 冒頭3ページ目ぐらいまでの、無邪気と言うか無造作な感じが、妙に爽やかでツボツボ(^0^*オッホホ
 あ、勿論後半も堪能しましたよ~、ええ、そりゃもう♪
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九天の蝶
「九天の蝶」
(C)2001
花川戸菖蒲・角田緑
仙道×越野 小説
2001年8月11日 発行
A5版 118頁
***あらすじ***
***感想***
 2001年夏コミ新刊。泉鏡花の「天守物語」に題材を取った完全パラレルながら、ストーリー的にはほぼオリジナル(だよね?「葦原の中つ国」という設定こそ記紀に見られるらしいけど、話に関しては原作ないんだよね??)。
 やや駆け足な感があるな、と思ったらやはりちょっと時間が足りなかったとのこと。でもとても「花川戸同人誌らしい」作品です。
 人間が人間であるというだけで見せる傲慢…無恥、そして無知。けれど、それをただ切り捨てるのではなく、かといって過剰にフォローをする訳でもなく、ただ私達に気づかせてくれる。
 種族を超えた仙道と越野の恋は、とても一途で切なくて。ラストに至るその感情の純粋さに、胸が締めつけられるようでした。

 しかし、実は今回特筆したいのは、物語そのものというよりその構成力。
 原作は原型とどめてないかな?と思わせといて、キャラクターは、仙越の基本の性格の他にちゃんと鏡花作品の「夢幻の世界に棲む妖と対比しての人間への批判・風刺」「真を問う姿勢」を持ち合わせているし、随所に明らかに原作のシーンを雛型にした場面構成があるのです。
 判りやすいのはプロローグの釣りのシーンでしょうが、重要なモチーフにもなっている蝶や、おそらく唐突な終局というのも、実際時間が足りなかったと言う事を差し引いたとしても、ある程度の計算はなされていたのでは、と思われます。
 更に、キャラクターの名前!葦原の「原」を「野」と同義語と捉えれば、葦原を越えたところに居るのは正に「越野」、仙道は言うまでもなく、富士の宮「藤真」に吉野の清流で「流川」、桜木、花形、果ては神さんまで、あまりに名前にそぐった役柄を与えられていて…凄すぎます!
 …って、ちょっと感動するとこが違う?(^。^;)
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BLUE HEAVEN
「BLUE HEAVEN」
(C)2001
花川戸菖蒲・角田緑
仙道×越野 漫画&小説
2001年12月29日 発行
B5版 62頁
***あらすじ***
収録作品:無題(角)/Team(角)/BACK FRONT(花)/100%ヤオイなので苦手さんはご注意ッ(角)/無題(角)
***感想***
久々の合同誌!w(゚o゚)w オオー!という事で舞い上がったのも束の間。この本で、POCHI FIELDとしての活動は一時休止、2002年仙越はお休みなさるそうです。残念…
 
 今回角田先生の作品は、短編4つではなく一つの話を4つのエピソードに分けたもので、最初と最後の無題の話は対になっています。また、思いきり基本に立ち戻って、原作パロです。29巻読み返しちゃいました(^◇^;)一コマ目の植草の顔に爆笑。
 おまけに今回はバスケシーンがっ!メインの話だと思われる「Team」で、仙越2人で練習しているだけなんですが、やっぱりバスケシーンのある仙越は嬉しいですね~。
 仙道が流川に負けない理由。高校生仙越は、やっぱりストレートな方がイイです。越野のまっすぐさみたいに、胸にグッと来ます。仙道の愛のある視線に照れちゃいますが、やっぱり越野は愛しい…
 後ろの「無題」ラストのコマの海老反り越野がメチャメチャ気に入ったんですが(笑)<マニアック(ーー;)
 
 花先生は、同じく高校生仙越の中編一本。おまけコピー本「FRONT」と対になったお話で、こちらは仙道視点です。
 冒頭、非常に違和感を持って読み始めたのですが、これがまた、どんでん返しでぴたっとハマるんですね~。ああ!それで変な感じだったのか!って。
 違和感があったのは仙道の屈折加減によって生じたフィルターを通して話が語られたせいなんですが、おかげで越野にフィルターを剥がれた仙道と同じ感動を味わい…はじめて、仙道で泣きました(・_・、)

 や、しかし今回、さすがと言うか…お2人とも気合入ってますね。
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FRONT
「FRONT」
(C)2001
花川戸菖蒲・角田緑
仙道×越野 小説
2001年12月29日 発行
A5版 36頁 コピー
***あらすじ***
***感想***
2001年冬コミ新刊おまけ本。

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